ひろゆきチルドレン

日曜日、図書館まつりとやらに呼び出されてボランティアを
してきた。
インターネット体験コーナーの担当で、やってくる子供に
使い方を教える役目。

とはいえ今時の小学生は学校のパソコン教室でネットを
使っているため、高齢者に教える時よりよっぽど楽。
勝手に無料ゲームやら占いやらのページに飛んで遊んでいる。

http://www.sketchswap.com/
絵を描いて送信ボタンを押したら他の人の絵を一個もらえる
というサイトをこの前見つけたので、これでも使おうと思って
いたのだが、置いてあるパソコンのスペックが低すぎて
いまいち描線が定まらない。

それでも一応やってきた小学女子におすすめしてみたら、
「ペンタブないと描けなーい。」と。
なにそのブルジョア発言。
「詳しいんだねー」とかとりあえず褒めてみると、同い年の
女の子がやっているというお絵かきサイトを見せてくれた
のだが、これがなかなか上手い。

他にも、来る子供のほぼ全員が大人よりキータッチが速かった
り、ディレクトリでなくキーワード検索から探し物をスタート
していたりと、まあ流石はニュージェネレーション。
日本の未来はあんしんだ。


しばらく経って、一旦お客がひけたのでゆっくりしていたら、
いきなり駆け込んでくる子供が増えて忙しくなった。
どうやらクイズコーナーで出た問題に、インターネットで
調べなさいという設問があったらしい。

ハリーポッターの飼っているフクロウは?とか四国にある県
をすべて書きなさい、とか、まあ無難な問題が並んでいる。
で、調べ方がわからない子には複数キーワードでの検索法を
教えつつ、基本的にノーヒントで見ていたのだけども、
「○○の県をすべて答えなさい」系の問題を調べている
子供を見てまた感心。
迷わずGoogleイメージ検索に行って「四国」と打っている。

結果はこちら。
http://images.google.com/images?num=50&hl=ja&q=%E5%9B%9B%E5%9B%BD&lr=lang_ja&sa=N&tab=wi
確かに一目瞭然だ。


そんなこんなでアタフタしていると、
「テイルズオブなんたらが欲しいー」
「なんだキミは、まだいたのか。(お絵かきの子)」
「買ってー。」
「知らんがな。」
「100円出すから。」
「残りの6000円は俺ですか。」
「っていうかなんでケンコーコム見てんのよ。おばちゃんかキミは。」
「ナイーブって検索したらここが出たの。」
「なんでナイーブ。」
「キャバクラって検索していい?」
「駄目。俺が怒られる。」
「キャバクラって検索したらこんなのが出てきたけど入っていい?」
「駄目だっての。つーか検索すんなよ!」
「キャバクラって何するの?」
「シラネ(マジで)。女の子と一緒に酒飲むだけでしょ多分。」
「ジュース買ってこい。」
「1円出して言うな。」
「ッパえもん知ってる?」
「なんだそれ。」
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Palette/5592/emon01.html
「これ。面白いんだよ。」
「(2chキャラかよ・・・)あー、かわいいね。」
釘バットー♪」
「毒気つよっ!」
「ねー、流石兄弟って知ってる?」
「知ってるよー。お、しぃがしぃのうた歌ってら。」
「なんで知ってるのー?オタク?」
「うるさいな。気にしてることを言うなよ。」
2ちゃんねるのキャラクター、3つ言ってみてよ」
「そんなん余裕じゃん。モナーモララー、ギコ、(この辺でかなり自己嫌悪)」
「彼女いないでしょ。」
「(かろうじて)いるよコンチクショー。」
「意外だ・・・」
「意外言うな。」
「なにこの本?」
「あー人のポケットを勝手に漁るな。大事な本なんだ。」
「ふーん。あのねー、のまネコはねー、モナーのパクリなんだよー。」
「(はいはいワロスワロス)」

日本の未来はあんしん・・・なのか?