苦手なものは仕方がない(のかねえ

昼メシの親子丼を食っていたら、今サイトの制作を請けている
建設会社の人から電話が入る。

直接の発注者はそこの社長なのだが、別の社員の人が担当者。
ものすごい巨漢で、いかにも力仕事に向いてそうな感じの人。
このひとは町の商工会の青年部で前から知っている。

で、その人が最近やたらとパソコン関係で電話をかけてくる。


家に行って話を聞いてみると、パソコンを買い換えたいが
金が無いので中古でいいものはないか、とか、
ネット配信されているアニメ(それもケロロ軍曹)をダウン
ロードする方法、など、それなりにコアな質問をしてくる。

で、初めはそれなりに答えていたが、段々億劫になってきた。

これから書くことは、我ながら心が狭いなーと思うのだが・・・


中古パソコンについて聞かれた時は、ヤフオクとかの相場を教えた。
おそらくまともな物を買えるであろう、と思われる最低の相場を
教えたつもり。中古ならどうせうちの店の商売とは関係ないし。

なのに千円でも500円でも安く買いたいのか、その後も何度も
電話をかけてくる。


動画配信サイトのストリーミング映像が中断される、というので
仕事が終わった後に自宅まで出かけていって、ルータをいじって
UDPを通過できるようにしたのに、次に行った時にはWINNY
ダウンロードしてる。

ようするに「品が無いセコさ」がイヤなのかなあ、と一旦自己分析。


おそらく向こうは友人の感覚なんだと思うし、本人に悪気がない
こともまあわかる。
だが、話しているだけでストレスになってしまう。これも事実。

昼メシ時の電話。寝る直前の電話。いちいち間が悪い。
行動のひとつひとつがどうにも引っ掛かる。

でも、間の悪い電話ぐらいは他の人からもかかってくるわけで。

相手によっては「おっしゃ今行きますすぐ行きます」ぐらいの勢い
で出かけることもあるのに、なんでこうもこの人だとウザいのか。
俺が狭量なだけなのか、そうなのか。


で、今度は「おっしゃ今行きますすぐ行きます」な気分になる人と
この人とではなにが違うのか考えていた。


自分の場合、商売として売っているスキルを、例えばタダで提供
する時でも乗り気でやる場合も多々あって、それは結局
「知的好奇心がそそられるか否か」というのがその分かれ目の
ように思う。

自分がとーの昔に知っていることをいまさら説明していても、
面白くもなんともない。タダ働きの徒労感だけが残る。


やっぱあれだ。
自分が好きで、付き合いたいのは「こいつぁすげー」と思う相手
なのだろう。そこは否定しても仕方が無い事実なので、そういう
ものだと割り切ることにする。

面白い仕事であればそれは=遊び。
そして知的好奇心がそそられる遊びであれば、それはそのうち
仕事に繋がる(間違いなく。経験上わかる)。

彼の言ってくる話はそのどちらでもないわけだ。

そして、半端に関わられるから、ますますイヤになってしまうのだな。
もういっそ放っといてくれ。

などと、昼メシを邪魔されてものすごく不機嫌な口調で電話を
受けてしまったことをこの時間まで引き摺っている、嫌な奴の
割に小心者の俺でした。まる。


■追記
あー、ここまで書いておいてなんだが、単に嫁さんが美人なのが
ムカツクだけかもしれない(ぉぃ