スペシャリストと専門バカ

ここ5年以上、PCやWebに特化してそのことだけを勉強してきた。
(遊んでいるだけのような気もするけど)

・・・その割にはそれ程大した技術もついていないわけだが、それはまあ置いておいて、だ。


知力を客観的に測った時に、平均値よりちょっとだけ上かな、という程度の人の場合(これはPCをある程度使いこなす人には大体当てはまりそうな区分だと思われる)、所詮は凡人の域を全く出ていないわけで、脳味噌の容量には限界がある。

いや、一般化するのは良くないな。
少なくとも自分は、記憶容量に限界があると思い、使わない知識は意図的に消して来た。


しかし、そんな生活を何年も続けていると、段々と必要な知識まで捨ててしまう悪いクセがついてしまったような気がする。
まず、人の名前を覚えない。そりゃいかんだろ、と。


同世代はともかく、少し年上の(尊敬できる)人と話している時に、単なる年齢差以上に、経験値とか深みが自分に決定的に欠けているように感じることが多い。
俺自身が年下の人と話している時に感じているような物足りなさを、きっと同じ構図でそのまま相手に感じさせてしまっているよなあ、と思う。
それだけはこれから何としても避けたい。


経理とか会社の仕組みとか株などの経済的な知識、英文の読み書きや英会話。
仕事絡みで知っておいた方がいい知識は、技術系以外にもまだまだたくさんある。
「知識より知恵」というモットーを捨てる気はないが、学ぶ意欲まで捨てちゃ駄目だよな。


ていうかレジで領収証を頼まれた時にこっそり後ろを向いて、ケータイで文字打ってわからない漢字を調べてるようじゃあ・・・(自分のことです)。